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イラストと手仕事のある暮らし。毎日が喜びの日々となりますように。
by petitmugi
雨上がりの散歩道
夫を送り出し家事を大雑把に済ませたあと
『カーネーション』を見ながらミシンを動かして
左手には打ち合わせの受話器を握り右手にはアイロンを持ちと
朝から5分刻みで動いていた一日が
なんとか終わりました。

おかげで今日仕上がったメイプルさんのお仕事着。
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natyuさんのお店でどの糸にしようかなぁと
どれだけ考え込んだでしょうか。
作り始めたら簡単に出来上がった 冬を待つコサージュ。
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ちょっと大振りで大げさ?彼女は喜んで着用してくださるだろうか。

午前中開催された要介護支援センター入所者のお誕生会では
年輩のお姉様方とボランティアの踊り披露。
地域の方々とふれあうひととき 必ず大きなパワーを頂くのは
もう47歳なのに「若い人たち」の部類に入れられ
私なんてまだまだこれから と思い込めるせいかもしれません。
今日も母くらいの年頃の方から美味しいケーキのレシピを習いました。
私の好奇心の裾野を広げていくひとときです。

さて 昨日はいつもイベント散策とは無縁の夫が
「9時には出るよ。」と張り切って言うから 
私もいろいろをほったらかして出かけてきました。

西洋古道具『トロイメロイ』さんでのイベント
『秋の小さな散歩道』

少し雨の残る昨日の朝 トロイメロイさんの庭は
チューニング中の楽器の音色 行き交うお客様の往来
出店者の方々の手により素敵にプロデュースされた空間に
コーヒーの香りが漂い
静かな秋の景色によく馴染んだ時間がしっとりと広がっていました。 
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お庭に溶け込む散歩道の光景をたくさん撮ったにも関わらず
お客様の映り込んだ画像が殆どで ここにアップするにはちょっと気掛かりで。
トロイメロイの奥様のすらりと伸びる姿も素敵でした。
視線の向こうには吉田ポップスオーケストラ。
初めてお目にかかった蒼碧堂さんデザインの盆栽のような寄せ植えは
六花窯さんや古い器とのコラボレーションがとても新鮮。
ときめく馴染みのお店が並ぶ中 
どうしてもお会いしたかった方のカフェも出店していらっしゃいました。

トロイメロイさんの縁側の軒下へと続く飛石の先に
栗野岳でカフェを営んでいらっしゃる『カフェ ミース』さんのブースがありました。
あたたかい灯りが優しく照らしてる。
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しばらくの間 夫と遠くから眺めていたのですけど
にこやかにお客様に対応されているご夫婦の姿に
勝手に想像していたご夫婦の「夢のカタチ」の本物を見たような思いがして
温かいものがこみ上げてくるようでした。

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ご主人の手により丁寧に入れられたコーヒーは
六花窯さんのカップに注がれて
お客様の手に渡っていきます。
「このはかり持ち込まれたのですか?このホーローは?」と
口が開けば質問攻めの私でしたけど お二人にまだまだ密着していたかった気分。

お買い物に来た緊張の面持ちの男の子に
ガトーショコラを手渡す奥様の姿がやわらかくあたたかく。
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自宅へのお土産に買い求めた焼き菓子。
イチジク入りのガコーショコラは
イチジクの粒々がアクセントになっていてしっとり。
ベイクドチーズケーキもなめらかな仕上がりで優しいお味。
卵 乳製品を使っていないというスコーンはローズマリー入りで香り高く
外はカリッと中はふんわり。
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夫と半分ずつ頂きました。

あちこちでイベントが催されるこの季節 
暮らしのアートにふれる機会がたくさんです。
たくさんのモノは必要なくなったわが家ですけど
何よりも楽しみなのは
店主であったりお客様であったりと
出逢う方々との対話でしょうか。

ご近所の方々にも愛される『トロイメロイ』さんにも出会え得した気分
帰り道の足取りも心も軽やかでした。

by petitmugi | 2011-11-24 23:08
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